かろうじて完走できました

第10回カムイの杜トイレルラン 43kmの部に参加してきました。

3日前に右脇の肋骨にヒビが入ってしまい、まったく練習もできていなくて棄権するかどうか悩みつつ、当日の0時20分に起きて0時半に朝刊出勤、終了後にまっすぐ旭川の会場に向かいました。

到着が午前6時15分くらい。7時から受付開始なので、車の中で友人に作ってもらったおにぎり2個を食べ、痛み止めを飲んでから30分ほど横になって休みました。

7時過ぎに荷物を持って会場の受付へ。
う~ん、すでにもう暑いぞ(;・∀・)
痛み止めのおかげで、肋骨の痛みはさほどない。体調も悪くないし、とりあえず棄権はせずにスタートしてみよう。
ただ、暑さもそうだけどヒビのこともあるので、無理せずいこう。記録とかは考えずとりあえず完走を目指して。でもヤバければリタイアも考慮にいれて。

実は自慢じゃありませんが(というのはたいてい自慢(;´∀`))、マラソン大会に出るようになって今までのちょうど70大会で、一度も途中リタイアはしたことがなかったのです。
なんとか継続したいとは思っていましたが、今回は初リタイアも覚悟していました。というか走る前からそんなことを考えてる時点で気持ちが折れてるんですけどね(;´∀`)

午前8時、いよいよスタート。今回は真ん中より後ろあたりからゆっくりスタート。
いざ走り出すと、意外に脇腹が痛い(^_^;)
そっか、山の中でエイドが少ないので500mlのペットボトル2本、補給用のジェルやらタオルやら着替えやらいろいろリュックで背負ってるのが、地味に右脇のヒビに響く。
まぁでも、これくらいなら走れるし、そのうち気にならなくなるだろう。
実際10kmくらい走ったころには、ヒビのことなど忘れておりました。

しかし暑い。それにちゃんとしたトレランの練習とかもしてなかったし。毎日の夕刊配達ジョグで距離だけは走ってたけど、やっぱりちゃんとしたランニング練習はしないとダメなんだなぁ~と思っても後の祭り(^_^;)

早々に気持ちが途切れてしまい、あとはもう、いつどこでリタイアするかばかり考えてました。そんな状況だから、走るのにも力が入らず。15kmあたりからはゆるい上り坂でも歩き出してしまうことに。

トレラン大会は、どこでも自由にリタイアできるわけではありません。なんせ山の中ですから後ろから収容車が追ってくるわけじゃありません。車なんてほとんど入ってこれる場所じゃないですし。なので、スタッフのいる数カ所のエイドで「リタイアを告げる」ことなります。あとはコース内の見回り兼クマ対策で、爆音でオフロードバイクが5台くらいコースのあちらこちらを走っています。このバイクの人に言って近くのエイドまで乗せてもらうことも可能。

21kmあたりのエイドに着いたとき、さてどうしようか・・と考えつつ、一休みして補給などしていました。エイドには数人のランナーさんがいて、そこへ若いランナーさんが来て「すみません、ここでどれくらいの距離なんでしょう・・・」と。
一人のランナーさんが「21kmくらいだね、約半分かな?」
すると「そうなんですね!少し頑張れる気がしてきました!」と。
かなりめげてたようだったけど、もう半分まできてるんだと分かって元気が出たということ。
ほんとにね、「もう半分」と思えるか「まだ半分」と思っちゃうかで気持ちが大きく変わるんですよね。

ほんとにマラソンはメンタルのスポーツなんです。

さて、そんな若者の前でスタッフに「私、リタイアします」とはとうてい言い出せず(^_^;)、とりあえず次のエイドまで頑張ろうと。
若者よ、ありがとう!

しかしそこからがキツイ。暑さもさらに増してくる。歩いてるとアシナガバチかな?3センチくらいあるようなハチが周りをブンブンとまとわりつく(これが結構イラつくんですよ)。
上り坂はもちろん、とうとう下り坂でさえ走れなくなってしまいました。

「さすがに終わりだな。次のエイドでリタイアしよう。もう無理、絶対無理・・・」とブツブツ言いながら歩き続けます。
しばらくすると私と同年代かちょっと上くらいのお父さんが。

「暑いですねぇ・・・」
「いやぁ、ひどいね。ぼくも今回はダメかもしれない。ちょっと軽い目眩もあるような」
「大丈夫ですか?」
「ちょっと休んでから行く」

と、言いつつ、あとから抜かれちゃいましたが(;´∀`)

32kmくらいにあるエイド。最後の数キロはほとんど下り坂。でも走れない。ただただ歩くだけ。「もう無理、絶対無理。次のエイドでこれを折り返して戻ってくるってことはずっと上りになるってことだ。むりむり、やばい、ダメダメ」
もう、夢遊病者のようだ。

しばらくすると先程のお父さんが折り返して戻ってきた。

ということはリタイアはしなかったってこと。
「もう少しでエイドだよ」って笑顔で。
むぅ・・・。もうちょっと頑張ってみるか?という気持ちが「ちょっとだけ」湧いてくる。
でもすぐに「いや無理、とても無理、ダメダメ」

32kmのエイドに到着!!
いや、おれ、頑張ったしょ、いいっしょリタイアで。よくやったよ。
と思いつつエイドに近づくと、スタッフの女性が
「お疲れ様です~~!まずはちょっと休んでください!」
とパイプ椅子を用意してくれる。
とりあえず座ってから「あの、私、リタ・・・」といいかけたとき
「はい、氷入りの水です!!」と天使の笑顔で渡される。
「あ、はい、どうも」
う、、う、、うまい!!!一気に飲み干す。

さらに別のスタッフ(男性)が「ペットボトルに水、補給しますよ!」と、リュックのペットボトルを取り出してそれぞれに満タンに入れてくれる。また別のスタッフ(男性)が、「これいかがです?」と一口ドーナツとかいろいろ差し出してくれる。

うむ・・・完全に言うタイミングを逸した(;´∀`)

とりあえず座って休む。
その後もポツリポツリとランナーさんがやってくる。みんなもう疲労困憊。
お互いに「暑いね」「きっついね」「やばいわ」と。
でもみんなちょっと休んで折り返して行く。
リタイアするという人は一人もいない。

もしここで「私、リタイアします」という人が一人でもいたら間違いなく「あ、私も」と言っていたと思います。幸運だった・・・のか?(^_^;)

あと11キロくらい。現在13時10分くらい。制限時間はスタートから8時間なので16時まで。あと2時間50分か。ということは残りを全部歩いたとしてもギリで行ける、かも。
こうなったら行っちゃうか!誰もリタイアするって言わないしね。

また一人、若めのランナーさんが来る。
うむ、そろそろ行きますか~~。
スタッフに「ありがとうございました!行きます!!」
「はい、いってらっしゃい!頑張ってください!!」

と、折り返して数歩歩いたところで後ろから「ぼく、リタイアします」という声が(^_^;)
先程の若めのランナーさん(;´∀`)
いや、その、なんだ、あと数秒、早く言ってくれれば・・・オイラも(^_^;)

もっかい引き返そうか・・という気持ちと戦いながら(^_^;) 上り坂を歩いていったのであった。

いやこれも、もしかしたら「もう少し頑張んなさい」という髪様・・じゃない、神様の思し召しかもしれない。

人間てのは不思議なもので、「もう無理、次のエイドでやめよう」と思ってると、ほんとに足が動かない。体も重い。
なのに、「よっしゃ、行けるとこまでいっちゃおうか!」って思うと、ゆるい下り坂なら走れてしまってる。走れる自分に笑ってしまう(^_^;)
とにかく上りはあきらめて歩き、平地や下りならゆっくりでも走ろう。そうすれば時間内には戻れるはずだ。

39kmあたりの最後のエイドまで、またなかなかキツイアップダウンが続く。「まだ登るんかい!」「え~?また登る?いいかげんにして!」とでかい声で独り言(^_^;)
周りにだ~れもいないからね(^_^;)

最後のエイドが見える。
「ここまで来たらご褒美あげるよ~!」とスタッフのお父さん。
着くとミスト発生機みたいので、頭から全身に霧の雨!サイコーー!

「あと4kmくらいですか?」
「そうだね、お父さんの足なら13分で着くよ!」

って、ンな訳あるかい!駅伝の区間賞レベルじゃん!!(;・∀・)

スタッフさん、みんな明るくて楽しい。元気にしてくれる。ほんとにありがたい。

最後のエイドを後にして、あと4km。全体的にほぼ下り。
もう、前にも後ろにも誰もいない。コースを独り占め。
人工の建造物が見えてきた。ゴールは近い。

会場入口が見えた。
待機していたスタッフさんが「おかえり!」って拍手で迎えてくれる。
なんか久々の感動かも。
両手を振り上げてゴール!

終わったぁ~~。長かった~~~。

一昨年もかなり暑い日の大会で「撃沈しました」と5時間台でのゴールだったのに、今回は7時間30分!制限時間30分前。大撃沈ですな(^_^;)

でも良かった。本当に。最初から諦めムードでの参加だったのに、たくさんのスタッフさんの力と応援と笑顔(特にあの天使の笑顔は忘れない(^_^;))、一緒に走ってるランナーさん同士の励まし合い。それらのどれひとつ欠けても、今回は完走できなかったと思う。

途中で「完走できませんでした」というSNSへの投稿内容まで頭にできてましたから(^_^;)
(SNS中毒だな(;・∀・))

今回の完走は、そんなたくさんの人達のおかげです。

リアルなマラソンの、これが一番のいいところでしょうね。一人だったら20kmもいけずにやめてたと自信を持って言えますもん。

ということで「初リタイア!」報告は、もう少し先になりそうです♪

あ、そうそう。結果は完走63人中56位。男子57人中53位でした。

ちなみに途中リタイアは33人、スタート前に棄権が17人だったようです。

カムイの杜トレイルラン、いつも走った直後は「もう行かない」と言いつつ、またエントリーしちゃんですよね。でもさすがにもう、いいかなぁ・・・・。
やっぱもう若くはないってことですよね・・・。
来年は当日の朝刊は休ませてもらうかな←やっぱ行くんかいっ!(^_^;)

長文、最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!

第10回カムイの杜トレイルラン 43km

今日の朝刊、夕刊はひどい筋肉痛と右脇の痛みでヒィヒィでしたが、これも勲章ですね。
(って書くから M だねと言われる(^_^;))

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